事業内容
主な製材製品(米松・米栂)
・AD垂木(3〜4m、45角、36×45 他)
・米栂平柾(厚24、30、35、45 他)
・貫・胴縁(米栂・GRN材)他
・その他別注も承っております。
主な出荷先
主に関東方面へ毎週定期的に出荷しています。
当社工場にて直接お引き取りも可能です。
まずはお問い合わせください。
主な製材工程
当社では、お客様に求められる等級や寸法に合わせて、様々な製材機を使って木材を製材しています。以下にいくつかの主な製材工程についてご紹介します。
米栂AD垂木(天然乾燥品の小割り材)の場合
①入荷
毎日のように、荷台にいっぱいの原木を積んだトレーラーで入荷されてきます。
※近隣の方々にはいつもご迷惑をおかけしております。ご協力ありがとうざいます!
②玉切り
入荷されてくる原木は長さが10〜12mくらいあります。
これをチェーンソーで注文に合わせた長さに切り揃えていきます。
③皮むき
入荷されてきたばかりの原木には、周りに皮がついています。
これらをキレイに取り除きます。
④製材
まず最初に丸太を大きく割っていきます。
注文に合わせて歩留まりの良い方法にて板材や角材に挽いていきます。
⑤台車先取り(仕分け)
製材されてきた板などを寸法別に仕分けしていきます。
乾燥させる板には1段1段にサンを入れていきます。
⑥乾燥(天然乾燥)
製材してサンを入れた板は、2〜3ヶ月天日干しします。
天日と風でゆっくりと乾燥させていきます。
⑦製材(小割り)
乾燥後の板は、ツインリッパーまたはギャングリッパーにて小割りしていきます。丸鋸仕上げで幅を揃えていきます。
⑧仕上げ(両面プレナー)
小割りされた製品は上下の面が粗いままです。
当社では両面プレナーにて、厚みを揃えて仕上げます。
⑨結束
幅と厚みが揃った材を、結束機で束ねながら、機械の両端に付いている丸鋸で木材の両端の長さもキレイに切り揃えていきます。
⑩完成品
キレイに切り揃えられ、数本毎に束ねられています。
この形で出荷されていきます。
造作材(米栂平柾ムジ・上小節)の場合
①入荷
上記のAD垂木と同じですが、この製品用の丸太はもっと太いです!
※近隣の方々にはいつもご迷惑をおかけしております。ご協力ありがとうざいます!
②玉切り
これも上記と同じです。
ただ、太い分だけ切るのも大変です。
③皮むき
ここまではどの製品でもほぼ同じ工程です。
④製材
大きな丸太を、柾目の板を挽くために4つ割にしていきます。『ミカン割り』と呼ばれ、割った後の丸太がミカンの身に似ていることからその名がついたそうです。
⑤製材
ミカン割りになった丸太です。これから厚みと幅を整えていきます。
厚みと幅を揃え終えた板は、一旦カビ止めの消毒液に漬けられます。
米栂は非常にカビが生えやすく、扱いが難しいです。
⑥仕分け・梱包
厚みと幅が整った柾板を、等級や長さ、幅ごとに仕分けをしながら梱包していきます。
幅はモノによってマチマチのため、職人が1枚1枚等級別に選別をしながら一定の品質&枚数となる荷姿になるよう揃えていきます。
⑦寸検
梱包された柾板は長さや幅がマチマチのため、1枚1枚計りながら、1梱包あたりの内訳明細を作っていきます。
同じ厚みなら大体同じような内訳になるようにはしていますが、梱包によって少しの差は出てきます。
⑧完成品
厚みによって段数を揃えられ、寸検も終わった状態です。
この荷姿で出荷されていきます。
その他(別注材、GRN材など)
●別注材(GRN材)
写真は8mの角材ですが、最長10mまで製材することが可能です。
長すぎてフォークリフトでは移動できない時は、トラックで工場内を移動させています(笑)
●その他GRN材
90×15や60角など、既成寸法のGRN材も承っております。
主にオートテーブルにてラフ挽きで仕上げていますが、プレナー仕上げの対応も可能です。
●測量杭
36×45や45角の先付けした杭も豊富に在庫しています。
(主に1m〜1.2m)
当社製品の使用事例
●下地材(米栂AD垂木)
天井や壁に合板を貼り付けるための下地に使われたりします。
●テーブルの天板
家具屋さんにお嫁に行った当社で製材した米栂の平柾ムジの板です。
※写真はお客様ご提供のものです。当社で加工は行っておりません。
●DIYにも
当社専務の自宅です。
米栂AD垂木を上に這わすよう格子状に配置しています。柱は2×4の寸法に合わせたものを、ホームセンターで売っている突っ張り棒のような器具で取り付けています。
(※パンチングボードは市販のものです)
●DIYにも②
全体像です。
アイデア次第で色々できるのがDIYの良いところですね♪
(※机、椅子、チェストは市販品です)